カンパニーデック
株式会社Gaudiyのリブランディングに合わせたカンパニーデックの再構築。プロジェクトオーナーとしてCEOとの構成検討からグラフィックデザインまでを実施。

Background
端はコーポレートブランディングの刷新に伴うビジュアルアイデンティティの刷新ですが、以前作ったカルチャーデックは制作から1年半以上経っており、事業や組織の変化に応じて切り貼りしてアップデートしてきたものの、内容自体が少し古くなっていました。
前回は制作期間5日(PRの5日前にカルチャーデックも出さね?)という鬼の突貫制作だったにも関わらず、採用におけるあらゆるタッチポイントでGaudiyの「魅力伝播装置」として十分に機能してくれており、およそ1年半ほど活躍してくれました。
そのため今回のブランディングプロジェクトにおいてもカルチャーデックの更新は必須で、2年ぶり2度目の会社紹介資料作成が始まります。
Issue & Goal
前回の制作時同様、ステークホルダーは最小限で進めます。
制作期間は約1ヶ月で、基本的には僕とCEOの二人でスライドの骨格をひたすら作り、適宜各職能の担当者やデザイナーを巻き込むことで最終的に役割を分散化しました。

旧カルチャーデックの課題
・シンプルに情報が古い
・事業説明の抽象度が高くて伝わりづらい
・デザイナー以外に追加してもらった資料も多く、デザインの一貫性やクオリティが低く情報も伝わりづらい
・文章量が多い、スライドのメリハリが弱い場所があり飽きる
・「ひとけ」や「誰と働くか」が伝わりづらい
Solution
超守
自社資料の課題を頭に入れた上で、他社の紹介資料を徹底的に超守します。
(Gaudiy用語の『超守・破離』から来る徹底的にインプットするの意)
特に参考になる資料を収集して、構成、キーメッセージ、トーン、ビジュアルなどの観点で参考点をコメントしていきます。

ビジュアル検証
まず初めに取り掛かったのが「表紙や見出しスライドの作成」と「リデザイン案作成」です。Amazonが企画のプレスリリースを先に作るように、カンパニーデックの表紙や見出しからビジュアルを発散することで「世に出た時のインパクト」や「相応しい世界観」がどの辺りにあるか探っていきました。

構成とコンテンツ制作
スライドの前半部分(ビジョン〜プロダクト)はCEOにストーリーを練ってもらっているので、ビジュアルの発散と並行して、後半部分の構成をガシガシ作っていきます。
構成を作る際、全体で一貫した説明の流れがあると先が予測しやすく読みやすさが変わるので、セクションごとに「思想やビジョン(抽象)→制度や施策(具体)」といった一貫した流れを意識しています。

👾 関係者全員QA
Gaudiyには全員QAという文化があるのですが、それに近い形で今回製作に関わったメンバーには非同期でQAしてもらいました。
編集権限を持ってるメンバーも多かったので、Figmaにコメントしてもらう形で実施し、誤字脱字系は適宜修正してもらえたので修正コストも分散化できました。

Result
10.11のブランディングリリースに合わせて、なんとか無事に公開することができました。10月末に改めて告知をするタイミングに合わせて追加更新を行なっていましたが、各所からお褒めの言葉をたくさんいただきました。